株式の年越しをした場合の取得費

タックスアンサーのNo.1466 同一銘柄の株式等を2回以上にわたって購入している場合の取得費で説明されていますが、デイトレード及びシステムトレード手法では、同一銘柄の株式を複数回に渡って売買することが十分に考えられます。年末にポジションを持たない場合はややこしい計算は必要なく、そのまま損益を申告すればよいのですが、株式の年越しをした場合には含み益、含み損に関して節税が可能であることから、その株式の取得費を再計算しないといけないルールとなっています。計算そのものはややこしくないのですが、これが複数銘柄であったりすると計算が煩雑なものとなりますので注意が必要です。計算は、総平均法により平均単価を算出します。

株式平均単価=購入価額の総額÷総数

年末で一度、平均単価を算出し次年度に持ち越すというのはリセットの考えと同じです。含み損がある場合は、売買を繰り返すだけで全ての含み損とまではいかなくともある程度の確定損失を計上することが可能です。この場合、手数料などの売買コストは慎重に見極めないといけません。

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