トレーディングスタイルの確立

株式長期投資派
長期投資をすれば決済をしない限り税金の支払いは免れますし、ゆったりとした分析が可能です。何十年という長いスパンで安定した企業を発掘するバイアンドホールドが最も優れていると言われることもあります。この手法でウォーレンバフェットは成功しています。

短期売買、デイトレード派
フルタイムで値動きを監視しますので相場に対する感性も養われ、いつ、どこで資金を回せばいいのかという、トレードセンスが磨かれるような気がします。チャンスのあるときに多くの資金を投入するという資金効率の面からもこの手法がよさそうだと考えられそうです。

スィングトレード派
相場のうねりは2、3日で生じやすいのでその値動きを最大につかむにはこのスパンでトレーディングを行うのが最も効率が良いように思えます。デイトレードだと売買コストも嵩みますので、売買コストを節約できるスィングトレード手法が最も良さそうです。

システムトレード派
過去データを全て検証しているので、リスク管理は徹底していますし、その統計的優位性をもって多くの資金を投入すれば短期で金持ちになるのも難しくはないかもしれません。

どの手法も成功できそうに思えますが、その裏で多くの人が撤退をしているのも事実です。一番大事なのは自分に合ったスタイルを確立すること。これに尽きると思います。一般に、市場の大型プレイヤーは資産が多くなるにつれて、短期トレード⇒長期トレード、アクティブ運用⇒パッシブ運用と推移し年率リターンは減少していきます。資産残高が増えていきますので年率リターンが減少したといっても利益が減るとは限らず、むしろ利益そのものは増加します。なかなか面白い傾向です。

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